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いびきとは、寝ている時に口から無意識に発している不快な音のことをいいます。いびきをかいたり、いびきの音が出るメカニズムは全て同じですが、原因や音の大きさなどには個人差があります。ここでは一般的に誰にでも共通するいびきのメカニズムをご紹介します。

★いびきのメカニズム
いびきをかいていると一見熟睡しているように感じられますが、実際には気道が塞がり空気の通りを悪くしていびきをかいている為、呼吸が抑制され、眠りが浅く、ほとんどの場合が睡眠不足に陥っています。
いびきというのは、呼吸をすることにより上気(咽頭)や鼻(鼻腔)の中にある粘膜が、そこに空気が通るときに振動を起こして音が出るという症状の事をいいます。これは通常時の呼吸では音は鳴らず、睡眠中の呼吸時のみ鳴ります。
それは、睡眠時に上気道が狭くなっていることが関係しています。もともと上気道というのは狭い器官です。その上気道は筋肉で支えられていますが、何らかの原因で狭くなってしまい、その狭さによって空気の流れが速くなり、空気抵抗が大きくなってしまいます。そのため、上気道の粘膜の振動が増えて、抵抗音や振動音などが生じてしまうのです。
なぜ空気の流れが速くなるかというと、睡眠時に通常と同じ量の空気を吸うと、上気道の通り道が狭くなるので、速度が速まってしまうということになります。睡眠時には脱力し、全身の筋肉が緩みますので、当然上気道の筋肉も緩んでしまいます。したがって上気道は睡眠時には狭くなってしまい、そうなると「いびき音」が発生しやすくなってしまうという事になるのです。
その時の体調はもちろん、アルコール摂取、肥満、病気、疲労、老化など様々な原因によって上気道が狭くなる可能性があります。このように原因はいろいろありますが、いびきが出る基本的なメカニズムは上気道が狭くなってしまうことに繋がっています。



★注意が必要ないびき
一時的な軽いいびき程度であればそれほど問題にはならないと思いますが、毎晩のようにいびきをかいたり、「呼吸が止まっている」状態であるというときには身体機能にも特に注意が必要です。いびきは一般的に不快な大きな音の為、他人の睡眠に迷惑をかけているばかりでなく、本人の体にも多くの危険な問題が出て来ていることが明らかになってきています。いびきをかき、しかも呼吸が抑制されて熟睡状態を保つことが出来ていないとすれば、当然として睡眠不足による日中の眠気、集中力、活力、記憶力が低下し、精神不安定でイライラしたりするようになります。
さらに「呼吸が止まっている」ことがあればただのいびきだけではなく、睡眠時無呼吸症候群も考えられます。無呼吸状態は体内の酸素不足を招き、循環器系や呼吸器系に影響を与えやがては身体に様々な障害(高血圧、不整脈、心不全、突然死)が出てくると考えられています。